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高山植物図鑑 Vol.4

更新日:5月27日


デザインと高山植物の話。


市場にはない、いい意味で登山靴下っぽくない、laceflowerらしい山で履く靴下を作ろう。どうしてもアウトドア用品となると、カジュアルでスポーティなものが多くなりがち。それは、シーンに合わせて作っていたり、アウトドアという概念がなんの疑問もなく、そもそもそういうものだと作り手も消費者も思っている、私もそうだった。


でも、靴下好きとしては、ここのラインいらないのになあとか、ロゴはいらないから可愛い柄がないかなあとか思うようになった。私が山に魅了された理由の1つ、高山植物。もともと花が好きで、夏山に咲く花もとても可愛い。花に出会いたくて、ここの山に行きたいと思うことも。laceflowerも花をモチーフにしたデザインを多く取り入れており、登山靴下は、高山植物を取り入れた。山に咲く花と、街で売られている花の大きく違うところ、誰の手にも保護されることなく、育てられることなく、自然の力だけで生きているということ。


高山植物は、夏のわずかな間だけ芽を出し、種子を結ぶという大きな仕事をしなくてはなりません。見た目はとても繊細で華奢な花が多いけど、厳しい自然の気象変化にも耐え、冬を超えてやっとの思いで芽を出す姿は、本当に逞しく、強い。そんな強くて逞しい高山植物と、私の作る繊細で強い(強度がある)靴下って似てる。大好きな高山植物と、大好きな靴下を合わせた登山靴下のデザインが出来上がった。


2019年7月 南八ヶ岳硫黄岳から硫黄岳山荘へ向かう途中のお花畑。
2019年7月 南八ヶ岳硫黄岳から硫黄岳山荘へ向かう途中のお花畑。




 
 
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