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​高  山  植  物  図  鑑

​F L O W E R  OF  THE  M O UN T A I N

​山でも街でも履ける繊細で上品なくつ下

laceflowersocksから生まれたアウトドアライン

​レッグウェアブランド

−  後ろを歩くひとへの花束   −

 

山に登ると、たのしいと同じくらい、辛くきびしい道のりがある。

目の前を歩くひとの足元をふと見たとき、くつ下に花が咲いていた。

きびしい急登の先で高山植物に出会い、心が救われたように、

くつ下に咲く花に、心が励まされた。

“後ろを歩くひとへの花束”と思いながら、くつ下を履き、届けていく。

すこしでも誰かの励みとなるように、これからも足元に花を咲かせていきたい。

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​HISTORY

FLOWER OF THE MOUNTAIN The stories behind the brand.

​趣味、登山

2016年、夫の影響で登山を始めた。甲斐駒ヶ岳に登って、「趣味登山と言えるよ」と山好きのおじさんに言われた2017年。山で迎える朝、自分の足で登った人にしか味わえない山頂からの景色、稜線歩き。そして夏の山を彩る高山植物たち。まだ全てまではいかないけれど、山の魅力を知ってしまった。山では、山で使う道具がたくさんある。自分に見合うものを見つけて、試して、お気に入りを見つけていく。全ての道具に使う理由があって、ここがファッションとは大きく違うところだと感じた。可愛いだけでは成り立たなくて、この素材を着てなかったら生死を彷徨う事だってある。自然と隣り合わせだ。自分の命を守る道具は使い心地もよく、身につけて気分が上がるものがいい。「laceflowersocから、登山靴下を作りたい」2018年の夏、登山用靴下の企画と研究が始まった。

​私は、くつ下が好き

laceflowersocks 靴下ブランドのデザイナーをしています。コンセプトは、

- 履くだけで贅沢な気持ちにする繊細で上品な靴下 - 繊細で上品なデザインと素材のクオリティを大切にしています。お洋服のような履くニットをイメージし、長く愛着を持ってもらえるような、消耗品ではない1足を目指して、綺麗なくつ下作りを掲げて日々くつ下と向き合っています。レースフラワーという、白くて華奢で、繊細で、花束に添えられている名脇役のお花があって、靴下も脇役だけど、日常生活になくてはならない存在。レースフラワーの花のように、名脇役でありながら、主役級の可愛さと繊細さを持つ靴下を作れたらいいなという想いも込めて立ち上げたブランドです。laceflowerの物作りを基盤として、2018年に登山用くつ下の企画をスタートしました。登山靴下とは、耐久性がよく、歩行のサポートをしてくれるもの。長時間履いても、どんな天候時でも、靴の中で蒸れない快適な靴下が求められる。登山靴に見合った靴下を選ぶ事も大事なポイントとなる。靴下に限らず、アウトドア製品に関しては素材が命。普段使いのくつ下でも、くつ下以外の身につけるもの全て、素材が命だと思っている。可愛いだけでは成り立たない登山用品。品質面は一番妥協したくないと思い、まずは素材や仕様について、たくさん調べた。靴下が好きで、靴下の物作りを理解している私が作る登山用靴下。大丈夫、絶対素敵な物が作れる。自分を信じながら、少しずつ、一歩ずつ、開発を始めた。私は靴下が大好きだから、大丈夫だ。

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​高山植物との出会い

「花」。生き物のなかで、いちばん好きなもの。なかでも好きな植物がある。それは、高山植物。きびしい気象変化に耐え、人に保護されることなく、夏のわずかな間だけ花を咲かせる高山植物。​短い夏に芽を出し、花を咲かせ、種子を作るという大きな仕事を完結しなくてはならない。やさしく見える高山植物には力強さがあり、かわいい顔してたくましい。そんな高山植物たちの虜になってしまった。​いつからかこの“お花畑”のメンバーである高山植物に会いに行くことが、夏の風物詩になっていた。​山に登るたびに増えていくすばらしいお花畑の記憶。雪解け水からハクサンフウロが咲き乱れる朝日岳。五色ヶ原へ向かう山中、はしごを持つ手のすぐそばで目が合い「あとちょっと」と応援してくれるミヤマダイコンソウ。岩の間から覗くように顔を出すイワツメクサ。どんなに疲れていても、ふと目にとまる高山植物たちが、歩くことの原動力になった。​山一面が色とりどりの高山植物で彩られる夏山のお花畑は、どの季節よりもうつくしい。人の手が加えられることなく作られた自然美。うつくしさと、儚さを兼ね備え、きびしい環境下でも力強く生きる高山植物の姿を目に焼き付ける。そして、山から下りると、高山植物図鑑のページをめくって付箋を付けた。次の夏は、どんな花に出会い、どんな景色が見られるだろう。夏にしか出会えない、山に登った人しか出会うことのできない、すばらしい花の命があるということ。私の見た高山植物の世界を、私の創る「高山植物図鑑」を通じて、たくさんの人へ伝えたい。

​ABOUT

靴下デザイナー 田中 史織 ( TANAKA SHIORI )

1990年3月7日生まれ。文化服装学院卒業。靴下ソムリエ (認定番号 第17227)。2013年より靴下メーカーにて勤務。企業デザイナーとして靴下の企画デザインを学び、2019年独立。メーカー時代に立ち上げた- laceflower -をリスタート。趣味の山好きが高じて、2021年より、山で本格的に使える登山靴下 - 高山植物図鑑 - をセカンドラインとしてスタートする。山に行くことは、私にとって身体を使って休憩すること。​靴下と、花と、山をこよなく愛する。

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