top of page

THE SOCK TEA PARTY vol.1



日頃より、高山植物図鑑をご愛顧いただき、本当にありがとうございます。

先日の日曜日、くつ下のお茶会を開催させていただきました。



THE SOCK TEA PARTY vol.1

~ くつ下のお茶会 とは ~


「くつ下の楽しさをもっと身近に感じてもらいたい」−

お茶を片手にくつ下のことを想い、語らう場を作りたい、みなさまと交流の場を作りたい。

という想いから、お茶会をスタートいたします。


毎日身に着ける日用品。普段くつ下のことを考えたり、想ったりする機会って、なかなかないかと思います。私は、日々くつ下のことを考え、想っている。そのなかで思うことは、「くつ下が違うだけで1日快適に過ごせたかどうか左右する」ほど、とても繊細で大切なアイテムだと思っています。一概には、このくつ下がいいとは一言では伝えられないし、人それぞれ価値観も違う。けれど、これだけは言えることは、くつ下は "素材が命" だということ。素材無くして、心地の良いくつ下は生まれない。私なりに、くつ下の選び方やお悩みなど、くつ下談義も交えながら交流する場所になれたらいいなと思い、今後も定期的に(かなり不定期になってしまうかもですが…)私なりにお伝えできる場所で開催できたらなあと思っております。


ree

記念すべき1回目。今回は、お気に入りのくつ下を長く大切にするためのちいさな手仕事 "ダーニング" を学ぶワークショップを開催。みなさまに穴の空いたくつ下をお持ちいただき、みんなでチクチク楽しみました。


場所は、伊香保温泉にある"やまのは"さん。ここから見える群馬の山々が本当に好きです。実は、やまのはさんは昨年12月に向かいの建物に移転をし、移転前の空間を特別にお貸し出ししてくださいました。

私が群馬へ移住をした4年前。移住してすぐやまのはの店主、土屋さんと出会い、初めて群馬でPOPUPをさせていただいた場所もこの場所でした。そこから、この場所でたくさんのご縁や出会いがあり、私にとってこの場所はとても思い入れのある大切な場所。今回ご協力いただいたお二人もここで出会った大切なご縁だったので、ぜひここでお願いしたいと思いお願いをし、快くお引き受けくださいました。(本当にありがとうございました!)


" やまのは " という言葉は、山の稜線という意味があります。このうつくしい群馬の稜線を眺めながら、最高のロケーションで開催できたことが本当に嬉しい。


やまのはからの景色
やまのはからの景色

ダーニングの講師を担当してくださったのは、Tam tree の珠美さん。お茶を担当してくださったのはFog espresso の田中さん。お二人とも伊香保を拠点に活動されている素敵なお二人。Fog espressoの田中さんは、365日?高山植物図鑑のくつ下を愛用してくれているヘビーユーザーさん。(ちなみに足のサイズは30cm!)本当に、たまたま会っても履いているので、本当に毎日履いてくれているのだと思う。


いざ、ワークショップスタート。まずは、基本のダーニングステッチを学びます。実際に生産のくつ下で使われた工業用の糸を使用し、くつ下に合わせて自分の好きな色を選ぶ時間。糸を選ぶだけでも楽しい。みんな初めてのダーニングで無心になりながら、くつ下を片手に没頭していました。


ree


高山植物図鑑のくつ下を、ストーブで乾かしていたら穴を空けてしまった!と言って持参してくださった。
高山植物図鑑のくつ下を、ストーブで乾かしていたら穴を空けてしまった!と言って持参してくださった。

ちなみに、今回皆さまがお持ちいただいたくつ下は、高山植物図鑑のくつ下を履いていて穴が空いてしまったという方は一人もおらず、ここでも耐久性の凄さを実感。レギンスをダーニングしてお持ちいただいてる方が多くいらっしゃいました。やっぱりレギンスは、穴空いてしまいますよね…。(薄さがポイントが故に、これだけはどうしようもない)


応用編としてお花刺繍のダーニングもみんなで学びました。とても可愛い。みんなそれぞれ違うお花を咲かせていて、個性が光っていましたね。同じお花などないのだ。綺麗にできなくても大丈夫なのだ。


ree
ree
ree

ずっとずっとダーニングに興味があったのですが、今回ダーニングをやろうと思ったきっかけが、イベントでお客様とお会いし、お話している中で、「お気に入りでたくさん履いてます」「たくさん履きすぎて、穴が空いても履いてます」と伝えてくださる方がとても多かった。みなさん、私の作るくつ下を消耗品ではなく、愛用品として、お洋服のように大切にしてくれている。くつ下を本当に大切にしてくれているんだ。と、本当に、本当に嬉しかった。大切にしてくれているくつ下たちを、これからも長く愛用してほしいという想いから、ダーニングワークのショップを開催しようと思い、第一回目はダーニングのワークショップを開催いたしました。そもそもダーニングって?


ダーニングとは


ダーニング(darning)とは、衣類にあいた穴やすり減った部分を、糸で補修する伝統的な縫い方です。特に靴下やセーターなど、ニット製品の修繕に使われる技法として知られています。



ダーニングを調べている中で、私は一人のテキスタイルアーティストと出会った。



Celia Pym

Celia Pym は、ロンドンを拠点として活動する

「見える形の修繕(visible mending/darning)」を

専門とする現代テキスタイル・アーティストです。

2007年から本格的に衣服の「穴」や「ダメージ」を

アートとして捉えなおす活動をしている。




Pym は「修繕 = 修復」ではなく、「傷跡/使用の痕跡を可視化し、物や記憶の“歴史”を浮かび上がらせる行為」と捉えています。彼女が手にするのは、針・糸・はさみ — シンプルながら時間と思いを込めた修繕方法。Pym にとって「ダーニング」は、単なる穴埋めではなく、大切な衣服や思い出を尊重し、使い続けるための “アクティブなケア” とし、ひと針ひと針が、その洋服にまつわる記憶や身体の痕跡をそっと包み直しながらアートのようにダーニングを楽しんでいます。


彼女の糸の使い方。ダーニングとは、「綺麗にやろうとしなくて大丈夫だ」と何度も背中を押してくれました。それ故、とにかく可愛い。わざと穴を空けたくなってしまうよ。
彼女の糸の使い方。ダーニングとは、「綺麗にやろうとしなくて大丈夫だ」と何度も背中を押してくれました。それ故、とにかく可愛い。わざと穴を空けたくなってしまうよ。



次はどこで、どんな人たちと、このお茶会ができるかな。私はこれからも日々、くつ下のことを想いながら、くつ下のこと想い、探求していく。またみなさまと一緒にダーニングしたいな。今回お越しいただきました皆さま、やまのはの土屋さん、Tam treeの珠美さん、Fog espressoの田中さん。本当にありがとうございました。またどこかでお会いできる日を楽しみに。




Event information at 伊香保温泉 旧やまのは

date| 2025.12.7 sun  10:00 - 16:00 


THE SOCK TEA PARTY

くつ下のお茶会 vol.1


Thank you for coming! It was so lovely to meet you.

 If I hold another event, I would love to do some darning together.

Hope to see you soon..



ree


 
 
© 2025 laceflowersocks, inc All Rights Reserved.
bottom of page